中南米の着生蘭の自生概念図 | 我流: 2段階植え替え法 |
2段階植え替え法(まったくの我流ですので、カトレヤにとって生理的に正しいかどうかはよくわかりませんが、一応、成果があるので、ここに掲載いたします。) 第一段階(上図右横の @ A B C D を参照) @鉢穴の上に、 A窓用の防虫網を小さく切って敷きます。[市販の鉢用プラスチック製虫除け網は目があらく、虫が入りやすいので釣り鉢には向きません。吊しているので目が小さくても水はすぐ流れます。] B防虫網の上に、薄く水苔を敷きます。これは、次の発泡スチロールが高温になるのを防ぐためです。 C次に発泡スチロールの縦長のかけらを数個縦に置きます。 Dすぐに上から薄く水苔でおおって、発泡スチロールが倒れないようにします。 これで、第一段が終わりました。これを、植え替えをする鉢の数だけ準備しておきます。 第二段階(上図右横の E を参照) 1) まず、E図のように、発泡スチロールのかけら1〜2p角ぐらい(どんな形でもかまいません) をひとつずつ水苔でくるみます。強く巻く必要はありません。大きさは中の発泡スチロールの直径の2倍くらいでよいでしょう。これを4号鉢で10個くらい作っておきます。(私はこれを「八方巻き」と呼んでいます) 2) 植え替えるカトレヤの根の内側に1〜2個iはさみ、根を広げるようにして、第一段の上に置きます。 3) リード部分を広く取り、根の周りに E図の「八方巻き」を並べていき、根に触れないようにして、一気に両手で押さえます。 4) 押さえるとき、第一段と第二段の間に少しすきまができる感じ(これはあくまで感じであって、実際には見えませんので、正確にはわかりません)にし、 5) さらに、根が周囲の鉢から圧力を受けるように、「八方巻き」を鉢と根の間に入れて根を締め付けるようにします。締め付ける場所は植物の両横からがよく、リードのある方は強くしないほうがいいようです。これで、カトレヤは固定され、バルブを持ち上げても抜けません。 ☆ この方法は、鉢内の排水がよく、適度の保水性もあり、何よりも水苔が少なくてすみ、経済性があります。さらに棄てるべき発泡スチロールも無駄なく再利用でき、まさに「八方」得すると自負しているのですが・・・・ |