万葉の悲劇 その十二  巻向の女
巻向付近の図

 赤線山の辺(やまのべ)の道概略;金屋から石上神宮まで
 
 人麻呂は南の藤原京(地図左下)から馬で上ツ道(かみつみち)を北上し、箸墓の手前から巻向川(穴師川)沿いに山の辺の道へ登ったあたり、今の車谷付近に妻の家があったと思われる。

山の辺の道拡大図:金屋海石榴市(つばいち)から穴師(あなし)まで
 
 山の辺の道は、三輪山西斜面の中腹を巻くように続いている。飛鳥・藤原京の万葉人たちは、この道を石上神宮に向かって北上した。

                                               石見の女へ   万葉教室へ    藤原京の図へ