カトレヤ系 (カトレヤCattleya と3つの近縁種ブラサヴォラBrassavola・レリアLaelia・ソフロニティスSophronitis)の自生地は、中南米の北緯 30度から南米の南緯30度までの間で、熱帯と亜熱帯の高地です。大きく3つに分けられます @中央アメリカ(地図の赤色の部分) (メキシコ・グァテマラを中心とする地域)
海抜1500〜2500mの高地。明るい樹上や岩石に着生。雨期は半年以上で、乾期でも夜間は霧に包まれ湿度は高い。気温は日中40℃まで上がるが、夜間は冷涼で、平均気温は、10〜20℃。 |
A南米北部(地図の黄色の部分) (アンデス山脈の山麓:特にコロンビアの二つの大きな渓谷を中心とする地域とベネズエラ・ガイアナの台地) 赤道直下ですが、海抜600〜1500 mの高地で、樹上や岩石に着生 雨期は半年以上で乾期も霧のため湿度が高い。 Bブラジル東南部(地図のオレンジ色の部分) (海岸線に平行した帯状の山脈台地地域) 北はセアラCeara州・ペルナンブコPernambuco州やバヒアBahia州から、南はリオグランデ・ド・スルRiogrande DoSul州まで。 貿易風による多雨地域。 特にソフロニティスが有名で、オーガン山の1200〜1500mの高地の樹上に着生。雨霧で常に湿度が高く、温度は0℃〜30℃以下の冷涼な状態。 |